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用語解説

接続箱

太陽光発電では、複数枚のソーラーパネルを1セットとし、これを複数セット組み合わせて設置します。

例えばソーラーパネル3枚を1セットとし、3セット設置すれば9枚のソーラーパネルを使用します。

このとき、3セット分の配線が必要となりますが、この3セット分の配線を接続するのが接続箱です。

昇圧機能付き接続箱

太陽光発電では複数枚のソーラーパネルを1セットとし、その倍数のソーラーパネルで構成されます。

例えば3枚で1セットを3セット使用すればソーラーパネル9枚を使用します。

2枚で1セットを5セット使用すれば、10枚のソーラーパネルを使用します。

しかし、屋根の面積や形状から11枚のソーラーパネルを使用することが最適の場合がありますが、上記の使用方法では11枚の組み合わせを作ることは不可能です。

このため、1枚で1セットのソーラーパワーを使用するのですが、このままでは、他のセットと電圧が合わないため、接続できません。

ここで、昇圧機能付き接続箱があると、1枚セットの配線を昇圧して、他のソーラーパネルの配線と接続します。

このように、昇圧機能付き接続箱があると、屋根を有効に使用することが出来ます。

ただし、昇圧機能付き接続箱は昇圧時に発電ロスが生じるため、発電効率を低下させるデメリットがあります。

メリット、デメリットを良く理解した上で、最適な組み合わせを考えましょう。

パワーコンディショナー

太陽電池は直流電流で発電します。

しかし、皆さんが御自宅で使用している電流は交流電流です。

このため、ソーラーパネルで発電した直流電流を交流電流に変換するのがパワーコンディショナーです。

発電効率

発電効率とは、単位面積当たりの太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換できる割合のことです。

例えば、1000Wの太陽光エネルギーがソーラーパネルに照射されたとき、150Wの電気を発電すれば、発電効率は150/1000=0.15ですから、15%になります。

同じ発電量を求めるなら、発電効率の高い方が、ソーラーパネルの設置面積が小さくて済みます。

言い方を換えるとソーラーパネルの設置面積が同じなら、発電効率が高い方が、多くの発電をすることが出来ます。

メガソーラー

メガソーラーとは大規模太陽光発電所のことで、広大な土地にソーラーパネルを敷き詰めて作る発電所のことです。

メガソーラーを加速させている要因は、電力全量の買い取りを電力会社に義務付ける固定価格買い取り制度です。

メガソーラーで発電した電力を電力会社が買い取る義務が発生します。

しかし、2012年3月現在で買い取り価格が未定です。

買い取り価格の設定次第でメガソーラーの普及が促進されるか、停滞するかが決まるといっても過言ではありません。

2012年7月から始まる全量買取制度の買取条件が決まりました。

2012年度は42円/kWh(40円/kWh+消費税)で、20年間固定価格で買い取ってくれます。

予想していたよりも好条件なので、太陽電池を含め再生可能エネルギーの大幅な普及が期待できます。