太陽光発電の保証
太陽光発電システムを導入する上で、太陽光発電システムの保証内容を確認することは大変重要です。
太陽光発電システムは長年に渡り使用することが前提ですから、保証内容によってはランニングコストが大幅に変わってきます。
イニシャルコスト（初期費用）だけで太陽光発電システムを選定すると、結果として不利になる場合もあります。
現在の太陽光発電システムの保証期間は10年とするメーカーが多いようです。
しかし、海外メーカーの中には15年保証を謳い、販売を促進しているメーカーもあります。
保証期間は長いに越したことはありません。
しかし注意しなければならないのは、保証期間の間、本当にメーカーが存在するかという点です。
国内の大手メーカーは古くから太陽光発電システムを取り扱っており、10年後にも想定した保証を行ってくれるでしょう。
しかし、最近急速に成長してきた海外メーカーの中には10年、15年後に存在しているか疑問の残るメーカーもありもあります。
さらに最近では、国内大手メーカーでも、経営状態が悪く、会社の存続までも危ぶまれているメーカーもあります。
太陽光発電業界は装置産業であるため、太陽光発電システムを取り扱っているメーカーはいずれも大手の資本金の大きなメーカーです。
しかし、10年、15年という長いスパンで考えたとき、本当に信頼できるメーカーはどこかということを念頭においておく必要があります。
また保証内容も、初期性能から90%までだったり、80%までだったりと、メーカーによって違いがあります。
さらには、台風や雷、地震といった自然災害に対する保証内容も異なります。
太陽光発電システムの導入を考える際は、イニシャルコスト、ランニングコスト、保証内容を比較して、総合的に判断する必要があります。
各社見積を取って判断しましょう。